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一般財団法人 大阪府結核予防会のホームページです。

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結核予防広報事業Public Information

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結核について

あなたはどれくらい結核についてご存知ですか?
結核はわが国の主要な感染症です。


結核とは?

感染〜発病
 肺結核とは、「結核菌」を吸い込むことによって起こる感染症です。
「結核菌」は結核患者の出す咳(せき)・くしゃみで空気中に飛び散り、それを吸い込んだ人が感染します。ただし、この時点では発病しません。(感染イコール発病ではありません)
吸い込んだ「結核菌」は鼻・のど・気管支の繊毛(細い毛)によって、体外に排出されるか、人の免疫力により発病には至りません。免疫力が弱っている人が、「結核菌」の増殖を抑えることができず、結核を発病してしまうのです。

症状
肺結核の症状は、最初の内は風邪とよく似ており、「咳(せき)」「痰(たん)」「発熱」「胸の痛み」「だるさ」「寝汗」「食欲不振」「体重減少」等です。病状が進むと「血痰(たん)」「喀(吐)血」を起こします。
「結核菌」は次第に肺を侵食して空洞を広げるほか、リンパ節・骨・関節・他の臓器等を侵し、肺全体〜全身に拡がっていきます。
そして最後には呼吸困難、臓器不全を起こして生命の危機を招くこともあります。

結核の検査には?

クォンティフェロン(QFT)検査
BCG接種の影響を受けないクォンティフェロン(QFT)検査が近年導入されています。
これは採血(血液検査)によって「結核菌」の感染について評価できる検査です。
現時点では小児、高齢者における精度が十分ではない、ツベルクリン反応検査より費用が高いこと等の問題点もありますが、「結核菌」感染の有用な診断法として急速に普及しています。

胸部エックス線検査
エックス線を使用して胸の内部を写真に写しこむことで、病巣を発見します。

胸部CT検査
コンピュータを使った断層装置で、胸部をらせん状に撮影し、断層写真として画像に表すことで病巣を発見します。

胸部エックス線検査・胸部CT検査で発見された病巣の影が本当に結核によるものか確かめるためには、菌検査(喀痰検査)が必要です。

菌検査(喀痰細胞診検査)
 痰(たん)を調べる検査です。
 塗沫検査
  顕微鏡で「結核菌」の有無を調べます。
 培養検査
  抗酸菌を培養して「結核菌」の有無を調べます。
 遺伝子検査(PCR検査)
  「結核菌」特有の遺伝子を抽出し、それを増幅して
  「結核菌」の有無を調べます。

結核新登録患者数・罹患率の推移


都道府県別結核罹患率の推移



結核を予防するには?

BCG接種(乳児対象)
BCGは毒性を弱めたウシ型結核菌で作ったワクチンで、結核に対する免疫力をつけるために接種します。
BCG接種では発病を完全に防ぐことは望めませんが、結核の発症、重篤な髄膜炎を防ぐことが報告されています。
また、日本の結核患者の発生率は米国の4倍程あるにもかかわらず、小児の発生率は米国の数値を下回っており、その一因としてBCG接種の効果が考えられています。
接種時期は1歳未満(生後5〜8ヶ月が標準的な期間です)の1回です。
効果は10〜15年程度続くと考えられています。


発病を防ぐ…潜在性結核感染症治療(化学予防)
結核に感染すると、その後1〜2年の内に発病する可能性が高いとされています。
感染したと分かったら、薬を約6ヶ月飲んで発病リスクを下げることができます。

普段から健康的な生活を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
 *睡眠を十分にとる
 *適度に運動する
 *バランスのとれた食事をする
 *タバコを吸わない


発病したら?

今ではほとんどの結核患者は服薬で治ります。
結核の薬として広く認められているものは10種類を超え、6〜9ヶ月間毎日飲み続けることが一般的です。
ただし、途中で飲むのをやめてしまうと菌が耐性化して薬が効かなくなってしまい、治療が大変難しくなります。
そこで医療従事者の目の前で、患者が確実に薬を服用することを確認し、完全に治癒するまでを支援する方式「DOTS」の推進が強化されています。

「DOTS」・・・directly observed treatment,short-courseの略。直接監視下短期化学療法や直接服薬確認療法等と訳されています


結核は過去の病気ではありません

戦中・戦後の大まん延を克服して以来減り続けていた結核は、1970年代後半から減少の速度を鈍らせ、1997年には年間新登録患者数が38年ぶり、罹患率が43年ぶりに増加、1998年にも引き続き増加し、1999年には旧厚生省から緊急事態宣言が出されました。
現在でも日本は、世界の中では中まん延国。問題は、より複雑になっています。

  • 感染者の高齢化
  • 働き盛りの人の発見の遅れ
  • 外国人の割合が拡大
  • 地域格差
  • 若い世代の集団感染
  • HIV/AIDSとの合併

※罹患率・・・人口10万人あたりの結核新登録患者数


大阪府・大阪市の現状




大阪府では、約2,500人の方が新たに結核を発病しており、「大阪府結核対策推進計画」(平成24年3月)を策定して対策を進めています。

大阪市では平成23年結核新登録患者数は1,109人で、罹患率は人口10万人に対して41.5人と全国平均の約2.3倍となっており、まだまだ高い状況となっています。
また、平成23年末現在の結核登録患者数は2,798人です。
平成13年2月に「大阪市結核対策基本指針」、平成23年には「第2次大阪市結核対策基本指針」を策定して対策を進めています。


世界の結核の現状について

世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国です。
日本の罹患率は先進国(イギリスを除いて)の中でも高いことが上記のグラフでもよくわかります。
世界では毎年870万人が結核を発病し、140万人が結核によって死に至ると言われています。
WHO(世界保健機関)は1993年に「結核非常事態宣言」を出し、全世界に結核撲滅への取り組みを呼びかけています。
1997年には3月24日を「世界結核デー」として正式に制定。全世界でキャンペーンなどが行われています。
2007年にはストップ結核パートナーシップ日本が設立され、国内外の結核対策を推進、結核制圧の重要性を啓発しています。


参考・参照

  • 公益財団法人 結核予防会「結核の常識 2013」
  • 公益財団法人 結核予防会 ホームページ
  • 大阪府 ホームページ
  • 大阪市 ホームページ
  • 一般社団法人 日本臨床検査薬協会 ホームページ
  • 大塚製薬 ホームページ
  • Stop TB Partnership ホームページ


複十字シール運動

結核制圧のための複十字シール募金にご協力ください。


複十字マークの由来

方針イメージ

複十字マークは、9世紀にはあるキリスト教派の象徴として使われています。
その後第1回十字軍を指揮したローレーヌ公が、この複十字を盾の紋章として使いましたが、そののち平和と希望の象徴とされるようになりました。
複十字が万国共通の結核予防のシンボルとなったのは1902年のこと。ベルリンで開かれた第1回国際結核会議において満場一致で決められ、現在に至っています。


複十字シール運動とは? (8月1日〜12月31日)

方針イメージ

世界中の結核を制圧し、肺がんやその他の胸部疾患をなくして、人々が健康で、幸せであるように、複十字シールを通じ、これらの病気の予防に目をむけていただき、そのための事業資金を集めるために行われている募金活動です。
また、この運動は世界共通の活動で、100年近くの歴史があり、募金媒体としてシールが使われており現在では、80カ国ほどでそれぞれ発行され、胸部疾患予防のための募金活動として定着しています。

「公益財団法人結核予防会 複十字シール募金」のホームページはこちらへ


「御堂筋エコロード推進協議会」加盟

エコロード2 エコロード3

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